本研究は、新奇な二次元物質の合成とそのエネルギー材料としての展開を志向した。新しい物質には、新しい物性が期待でき、その新物性を軸に更なる応用展開が期待できる。この様に、本研究成果の学術的意義とは、新材料を合成し、これまでになかった物性を開拓することによって、既存の物質には持ち得ない機能を持つ材料を獲得することである。 当該研究の社会的意義としては、エネルギー変換に関わる鍵材料である電極触媒の機能開拓に注力したことである。これは、電池や燃料電池の特性を飛躍的に向上させることを社会より求められており、それを本研究成果は新奇材料による新物性を開拓することによって、この要請に堪えることを目指した。
|