回路の駆動を極力減らすため、軽負荷効率の大きな改善が実際に確認された。小電力インプラント型医療デバイスへの応用の場合、体外の送電デバイスに搭載するバッテリーの長時間駆動化や小型化に直結し、対象者のQoLの向上に大きく貢献すると考えられる。また、IoTセンサーノードへの給電を想定する場合、将来的には多数の小電力センサーや端末の同時給電の高効率化に大きく寄与すると考えられる。これは給電対象となるセンサーが多数あったとしても、その一部のみが給電を要求することが考えられるためである。これらより、将来のインフラ・医療を支える小型電子機器の基盤電源技術としての意義があると思われる。
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