• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

フラックス法による酸化物結晶育成技術の深耕と大型光電極作製への挑戦

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K14809
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 無機材料・物性
研究機関信州大学

研究代表者

鈴木 清香  信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (40790308)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードフラックス / 溶液法 / 結晶成長 / 酸化物 / 窒化物 / 光触媒
研究成果の概要

Na2MoO4フラックス冷却法により、ミリメートルサイズの板状NaTaO3結晶を育成できた。この結晶を用いて、NaTaO3結晶の更なる大型化および窒化によるTa3N5への変換に取り組んだ。特定の結晶面が発達した板状NaTaO3結晶を窒化することで、NaTaO3からTa3N5への変換に関する結晶学的な新規知見を得た。また、種々の育成条件を変更した結晶育成実験およびフラックスに対するNaTaO3溶解度の測定から、NaTaO3結晶の大型化のための指針を導出した。

自由記述の分野

無機工業材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

NaTaO3は紫外光応答型光触媒としてよく知られるが、その用途から小型粒子の合成が多数であり、大型結晶の育成は目指されていなかった。本研究ではこれまでに報告されている中では最大サイズのNaTaO3結晶を育成できた。また、育成条件の変更によって、さまざまな形状のNaTaO3結晶が生成することも初めてわかった。さらに、NaTaO3を窒化するとエピタキシャル関係に類似する関係をもってTa3N5に変化することが明らかになった。これは、大型のNaTaO3単結晶を利用したために明らかとなった。このように、NaTaO3およびNaTaO3から変換したTa3N5に関する結晶成長に関する新規知見が多数得られた。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi