一般的に現状では超大細孔ゼオライトを予測的に設計・結晶化させることができていないと考えられており、こうした状況を受け、これまでの研究成果から得られた知見を基に、超大細孔ゼオライトの有機構造規定剤・ゲルマニウム使用量を可能な限り削減した合成方法の探索を実施・検討する。そして目的とする骨格構造に対して適切な種結晶と反応混合物組成の選定、役割をこれまでの研究成果から得られた知見を活用しつつ、それを体系化することで本現象を材料化学的知見から解明し、工学的応用を広げることが材料の用途範囲や多孔質材料合成分野のサイエンスを拡大する意味で重要であると考えている。
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