組織間の情報やり取りや工場間で連携を考慮したシミュレーションモデルを開発した。また、組織構造の特性を踏まえた情報伝達遅延時間と人的資源の再配置を差配する役割をブローカー機能としてモデル化し、複数組織内でのブローカー機能の配置案を定量的に評価可能なプロジェクトシミュレーション機能を開発した。また、ケーススタディを通じて、プロジェクト型組織における情報伝達特性と適切なブローカー機能の配置箇所の関係性を分析した.定量的な関係性分析の結果、組織の情報伝達特性に応じたブローカー機能の配置方針が明確となり、複数組織間での連携方法について設計するための枠組みを検討することができることを確認した。
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