本研究では熱ストレスによるRNA分解酵素Xrn1, Xrn2(以降Xrn1/2)の活性化機構及びRNA認識機構の解明を試みた。まずXrn1/2によるRNA認識機構を明らかにするために、様々なアフィニティタグを用いたXrn1/2の発現系の構築・精製条件を検討してきた。その結果、十分な純度・収量のXrn1/2を得ることができなかったが、Xrn2の活性を確認することはできた。 Xrn1/2の活性化機構を明らかにするために温熱依存的にXrn1/2に結合・解離するタンパク質の同定を試みた結果、複数のタンパク質の同定に成功した。現在、これらのタンパク質がXrn1/2の活性に関与しているのか検討している。
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