研究成果の概要 |
皮膚悪性黒色腫のパラフィン切片上で免疫組織化学的にアディポフィリン(ADP)蛋白が高発現している患者の予後は不良である事が分かった。ADPの免疫染色, mRNA in situ hybridization, Ki67 index には正の相関がある事が分かった。皮膚悪性黒色腫の培養細胞におけるADPの発現と細胞の増殖率には正の相関がある事が分かった。以上の結果より、ADPは皮膚悪性黒色腫の増殖において重要な役割を果たしている可能性が示され、新しい治療標的となる可能性が示唆された。
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