本研究は坐骨神経絞扼モデルラットの坐骨神経にパルス高周波法(PRF)を施行し、電気生理学実験パッチクランプ法にて脊髄後角膠様質細胞の興奮性シナプス 電位の大きさ、頻度を測定する。正常ラットおよび、PRFを施行しない群と比較しパルス高周波が脊髄後角ニューロンにおける興奮性シナプス後電流に与える影 響を検討することで、PRFの重要な作用機序と考えられる抗侵害受容作用のメカニズムを明らかにする研究である。 坐骨神経絞扼モデルラットに対しパルス高周波法(PRF)を行い、機械刺激に対する閾値測定で治療効果を確認した。現在免疫染色による観察、パッチクランプ 法による計測、得られたデータの解析を行ったが経時的な変化を観察するうえで追加実験が必要と考えられた。 しかしながら平成30年4月から職場が移動となり研究に割り当てられる時間が減少し、実験継続が困難となった。
|