研究成果の概要 |
本研究では2つの調査研究を実施した。1)宮城県登米市住民質問票調査:登米市に居住する20-64歳男女約4万2千人の中からランダム抽出した住民5,000人に、かかりつけ医に関する質問票を郵送配布した。その結果、かかりつけ医がある者は約7割であった。3割の者が産婦人科医・小児科医が不足していると回答した。2)日本老年学的評価研究2010年・2016年データ分析:両年とも、有効回答の得られた65歳以上男女約2万人のうち、かかりつけ医のある者は約8割であった。多変量解析の結果、両年とも70歳以上、治療歴あり、社会参加ありの者で、2016年では世帯年収500万円以上の者で有意にかかりつけ医を持っていた。
|