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2021 年度 研究成果報告書

スリランカにおける栄養不良の二重負荷に対する学校食育プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15863
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所

研究代表者

新杉 知沙  国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 研究員 (30794185)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード子ども / 栄養不良 / やせ / 肥満 / 疫学調査 / スリランカ / 国際保健
研究成果の概要

本研究は、スリランカ小学生における栄養不良の二重負荷の改善に資することを目的として実施した。現地ケラニア大学医学部研究者らの協力の下、身体測定および質問紙による横断調査を実施し、母子における栄養不良の二重負荷(やせと過体重・肥満)と社会経済的要因(母親の教育歴、母親の就労有無、世帯等価所得)、との関連、上腕周囲径(MUAC)による栄養不良の予測能と最適基準値の探索、行動特性(SDQ)と生活習慣(朝食欠食、就寝時間)との関連等を示した。

自由記述の分野

社会医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、母子の栄養不良の二重負荷と社会経済的要因の関連を検討し、母親の教育歴により児童の身体発育状況に違いがある可能性が示唆されたことから、家庭環境によらず学童自身が健康的な食習慣を身につけることができる取り組みや環境改善の必要性を提示した。また多くの低中所得国では、児童生徒が自身の発育状況を定期的に確認する機会が欠如している。そこでより迅速で簡便な測定ツールの基準値の探索を行い、上腕周囲径による栄養不良の予測能は小学生においても診断精度が高いこと、また年齢群に応じたやせと過体重の最適基準値を示したことは、同様の社会的文脈を持つ低中所得国での汎用性が高く社会的意義が大きいといえる。

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公開日: 2023-01-30  

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