研究課題
若手研究(B)
2019年6月13日から患者登録が開始され、2023年3月31日の時点で36/50例の患者が登録された。2020年8月に開催された緩和・支持・心のケア合同学術大会2020において本研究について発表し、優秀演題に選ばれた。また、本研究の計画書の英語論文が2021年に医学系英文誌であるBMJ Opneに掲載された。
緩和ケア
現時点では、目標登録数である50例に到達していないが、本試験が完遂し、間質性肺疾患の呼吸困難に対するモルヒネの有効性が示されれば、モルヒネ注射剤の臨床試験としては初の結果であり、学術的意義が大きい。また、本研究の出口戦略である、①緩和ケア教育モジュールへの反映、②診療ガイドラインへの収載、③社会保険診療報酬支払い基金への検討依頼を通じて間質性肺疾患の呼吸困難に対するモルヒネの使用が標準治療になれば、多くの呼吸困難患者のQOL向上に役立つ。