in vitroでmitoNEETタンパクの過剰発現系における免疫沈降後の検体を用いて、ミトコンドリア内膜にあるmitofilinをmitoNEETと相互作用を有するタンパクとして同定した。in vivoにおいてもmitoNEETとmitofilinが内因性に相互作用を有することを確認した。 心筋特異的mitoNEET欠損マウスの心筋におけるミトコンドリアの電子顕微鏡像では、クリスタ構造は崩壊し形態学的な異常を呈していた。高感度ミトコンドリア呼吸測定装置による呼吸能の評価で、mitoNEET欠損マウスでのるミトコンドリア機能障害は明らかであった。形態異常に機能異常が続発することが示唆された。
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