マウスの大動脈縮窄による圧負荷心モデルを作成し、1週後の肥大心および4週後の不全心を用いた。DNAのバイサルファイト処理後、メチル化・非メチル化特異的PCRによるDNAメチル化解析では、Atp2a2 やDux4のCpGアイランドでは肥大心・不全心ともコントロールと比べて差を認めなかった。 ヒト血清中よりセルフリーDNAを抽出し、LINE1プライマーを用いたリアルタイムPCRでセルフリーDNAの定量解析を行った。心不全患者では心不全を有さない対象と比較して、セルフリーDNAの有意な増加を認めた。セルフリーDNAのメチル化解析では、デジタルPCRが必要であり、さらなる解析を進めている。
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