研究課題
若手研究(B)
末梢血単球細胞は単一ではなく、多様性(炎症性単球と非炎症性単球の2つのサブセット)を有する。我々は、非炎症性単球の上昇が将来的な冠動脈疾患発症に関与することを明らかにした。一方で、炎症性単球とインターロイキン34の両者は急性心筋梗塞においてともに上昇し、心筋リモデリングや慢性期の心血管イベント発症に関与することが示唆された。
冠動脈疾患
ヒト末梢血単球サブセットの評価が、冠動脈疾患患者におけるリスク層別化に寄与することが示唆された。また炎症性単球とインターロイキン34の上昇は急性心筋梗塞後の心筋救済への関与も示唆されるため、さらなる機序検討により心筋壊死後に対する新規治療の礎となると考えられた。