研究目標は(1)FDG-PET/CTを用いて、PAH症例における左右心室筋のブドウ糖代謝を評価し、肺血行動態、心機能、運動耐容能、血清バイオマーカー等の臨床悪化因子との関連を明らかにする。(2)治療介入による心筋代謝の変化とPAHの臨床悪化因子の関連を明らかにする。(3)PAH症例において心筋代謝を評価する事で予後や臨床的悪化を予測する事ができるか明らかにする。 結果として(1)心筋代謝は肺血行動態、心機能、運動耐容能、血清バイオマーカーなどのPAH臨床悪化因子と関連がある。(2)治療前後の心筋代謝変化量も関連がある。(3)右室/左室集積比の高い事が臨床的悪化を予測できる事が明らかとなった。
|