本研究では、新規の間質性肺炎誘導モデル (induced usual interstitial pneumonia (iUIP) model) を用いて①組織学的特徴 (線維化率、炎症率)および、②抗線維化剤ニンテダニブの連続経口投与による治療効果を検討した。本方法での誘導により、2週目にNon-specific interstitial pneumonia (NSIP) の後、6~8週にかけて緩解し、14週でUIP様の症状を示した。ニンテダニブ投与は緩解期である投与後6週目より14週まで連続投与を行った。ニンテダニブ投与はiUIPモデルに対し、抗線維能を示すことが明らかとなった。
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