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2018 年度 研究成果報告書

COPD増悪に対する間葉系幹細胞を用いた新たな治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16062
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

浅見 貴弘  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (50623865)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / 肺炎球菌 / COPD増悪
研究成果の概要

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、細菌やウイルスの感染症などを契機にCOPD増悪をきたす。COPD増悪は、COPDによる死亡の主たる要因とされるが病態の詳細な機序は不明である。COPD増悪の原因として、肺炎球菌の感染があり、現状では抗菌薬、ステロイド、気管支拡張薬による治療が行われているが十分とはいえず新たな治療が求められている。
我々はまず肺炎球菌感染モデルマウスを作成し、間葉系幹細胞(MSC)投与により、肺炎の炎症の抑制を示唆する結果を得ることができた。今後肺炎球菌肺気腫モデルに対してMSC投与効果を検討予定である。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

感染症および感染により悪化する病態は、これまで抗菌薬治療が主に用いられたきた。しかし抗菌薬治療だけでは十分な効果が得られない場合があり、この原因には宿主(ヒト)の要因として、自らの免疫応答が強くなりすぎたり、不十分であることが考えられる。本研究では肺炎球菌感染の過剰な炎症をMSCの投与により抑制できたことを示唆している。抗菌薬治療で軽快が困難だった病態が、間葉系幹細胞の投与により予後が改善する可能性がある。

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公開日: 2020-03-30  

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