本研究はタウオパチーの新たな治療的アプローチのため、特異的アストロサイト活性化方法と活性化による影響を検討した。アストロサイトにhM3Dq(Gq)-DREADDを発現させ、選択的にアストロサイト内にCa2+を放出させ活性化させる方法を用いた。アデノ随伴ウイルスにてhM3Dqをマウスに導入し、2週間後に特異的リガンドCNO (clozapine N-oxide)の腹腔内投与を行い、hM3Dqが発現しているアストロサイト特異的に長時間活性化することができた。このアストロサイト活性化の神経回路に対する効果として神経細胞のスパインを観察したところ、スパインのターンオーバーに変化を起こしていた。
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