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2019 年度 研究成果報告書

電気痙攣療法の抗うつメカニズムの解明:ミエリンマップからの検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16405
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

香月 あすか  産業医科大学, 医学部, 助教 (60566488)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード電気痙攣療法 / うつ病
研究成果の概要

治療抵抗性うつ病への電気痙攣療法による抗うつメカニズムを脳画像を用いて検討した。
電気痙攣療法治療前後のミエリンマップを用いた検討ではミエリン量の有意な変化は得られなかった。また海馬の亜区域の検討では、抗うつ薬で改善が得られた群の抗うつ薬治療前後の変化領域は左GC-ML-DG, CA3であったが、一方、電気痙攣療法治療群では両側subiculum, molecular_layer, GC-ML-DG, CA3, CA4で有意に増加がみられており、抗うつ薬による抗うつメカニズムとは異なっている可能性が示唆された。

自由記述の分野

Neuroimaging

研究成果の学術的意義や社会的意義

治療抵抗性うつ病に有用な電気痙攣療法の抗うつメカニズムはまだ明らかとなっておらず、抗うつ薬による抗うつメカニズムとは異なっている可能性がある。本研究により、モノアミン仮説とは異なる抗うつ効果のメカニズムの一端が明らかとなることで今後のうつ病治療において、治療ターゲットや創薬ターゲットにつながる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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