腎癌の新規予後因子TRIM44の臨床的意義および機能解析

2018 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 17K16781
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 山田 雄太 東京大学, 医学部附属病院, 登録診療員 (10376452)
• 研究期間 (年度): 2017-04-01 – 2019-03-31
• キーワード: 腎癌 / TRIM / ユビキチン

研究成果の概要

TRIM44強発現している症例では癌特異的生存率が有意に低かった。TRIM44の機能実験では、TRIM44が腎癌細胞株であるCaki1と769Pの細胞増殖と遊走能を亢進することがわかった。また、マイクロアレイ実験では、TRIM44のターゲットとなる下流遺伝子FRKを同定した。siTRIM44,siFRKを用いた細胞増殖能実験ではsiTRIM44により細胞増殖が抑制されsiFRKにより細胞増殖が亢進することがわかった。われわれは、腎癌におけるTRIM44の発現および機能の解析を行いTRIM44の制御する下流シグナル fyn-related kinase (FRK)を同定した。

自由記述の分野

ロボット手術

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎癌の新規治療ターゲットになりえる分子TRIM44を同定した。