非妊娠女性5名に飽和水素水を経口投与し、呼気水素濃度と血中水素濃度の両者が相関することが明らかとなった。次に携帯型呼気水素ガス測定器の精度を検証した。食後の妊婦の呼気水素ガスを、携帯型測定器とガスクロマトグラフィー(GC)の両者で経時的に評価した。両者に相関がみられることは確認できたが、比較的高濃度の呼気水素となるとバラつきが見られた。 妊婦に乳糖負荷を行い、呼気水素ガス測定を行った。対照群3名は空腹時に比べ乳糖負荷3時間後に呼気水素濃度が上昇していたが、早産となった妊婦の3名中1名は乳糖負荷前後で呼気水素ガス濃度が上昇しない例が含まれており、水素産生能の違いが示唆される結果であった。
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