γグルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)をターゲットとする蛍光プローブを頭頸部癌病変に吹きかけることにより、約半数において蛍光活性の上昇が確認された。一方で頭頸部癌切除検体を用いた遺伝子解析にて約半数においてGGT1が高発現し、発がんに深く関わっている事が知られているPI3Kシグナル伝達経路も亢進している事が確認できた。また、頭頸部癌由来細胞を用いた検証実験でも蛍光活性とGGT1の発現測定結果が一致することが確認され、GGT1発現が発がんに深く関わるPI3Kシグナル伝達経路の下流で制御を受けることが示唆された。
|