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2018 年度 研究成果報告書

敗血症性心筋障害におけるインテグリン受容体の機能の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17K17047
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 救急医学
研究機関岐阜大学

研究代表者

川口 智則  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (40456504)

研究協力者 Ross Robert S.  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード敗血症性心筋障害
研究成果の概要

敗血症下の心臓ではサイトカイン過剰産生による血管内皮細胞傷害が生じ、筋小胞体Ca2+放出チャネルの構造不安定化による細胞質Ca2+過負荷が心筋障害を生じると考えられている。インテグリンの強発現が小胞体上のCa2+放出チャネルのリアノジン受容体の構造を安定化させ心筋細胞内のCa2+過負荷を抑制することが報告されている。リポ多糖を20mg/kgのDoseで10週齢のオスのインテグリンα7β1D 強発現マウスと同腹仔コントロールマウスに投与して敗血症モデルを作製したところ、インテグリン強発現マウスにおいて生存率が改善し、心筋障害が抑制されていた。その機序として小胞体ストレスの減弱が考えられた。

自由記述の分野

救急集中治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症による心機能の低下は40%-50%の患者に見られ、死亡率の悪化が示唆されている一方でその心筋障害は可逆的であり、7-10日で回復するとされており、明確な原因は解明されておらず、治療法も確立していない。
本研究において心機能障害を改善することが敗血症自体の予後を大きく変わることが確認できたため、敗血症時に心保護をすることの重要性が注目されるようになると考えられた。

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公開日: 2020-03-30  

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