研究成果の概要 |
無歯顎患者に対して,全部床義歯,1本インプラント支持可撤式義歯(1-IOD),2本インプラント支持可撤式義歯(2-IOD)により欠損補綴を行った場合の装着後15年間の費用対効果分析を行ったところ,Willingness to payの閾値が2,524円以下の時はCDの費用対効果が一番高く,2,525円以上8,361円以下の間である時は1IODの費用対効果が一番高く,8,362円以上の時は2IODの費用対効果が一番高かった.本研究結果は過去の文献を参考に算出しており,今後はメタアナリシスの実施も含めて,より多くのデータから移行確率や治療効果指標を求めることが必要である.
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