2003年にビスフォスフォネート(BP)関連顎骨壊死 (BRONJ) が報告されて以来、多くの研究機関で発生機序・病態の解明、治療法についての研究が行われている。しかしいずれも確立されておらず、多くの臨床医の頭を悩ませているのが現状である。 われわれは当教室で開発したBRONJラットモデルを用いた研究を行い、テリパラチドの効果を実証した。本研究結果は基礎的データに裏付けされた、エビデンスに基づいた安心安全で患者の負担が少ない画期的な治療法の開発の一助になると考えられ、患者やその家族だけでなく歯科および他の医療従事者にもたらす影響は極めて大きいと考える.
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