アクティブ・ラーニングは、学生の能動的な学びを促進し、思考の活性化や知識の定着、活用能力を高める効果があると期待されているが、カリキュラムが過密な看護基礎教育においては、学習時間の確保や適切な教材、授業デザインの構築といった種々の課題がある。知識を伝達する時間を減らすことなく、学生の学習時間の増加、学習意欲、思考力の向上をはかるため「反転授業(flip teaching)」に着目した。反転授業の実施により、必要な知識は事前学習で獲得し、授業時間内に問題解決学習が可能となり、より臨床場面に則した学習ができると考えられる。よって教育プログラムの開発により、看護実践の育成にむすびつくと考えられる。
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