研究課題/領域番号 |
17K17486
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 広島大学 (2019-2020) 京都大学 (2018) 聖路加国際大学 (2017) |
研究代表者 |
新福 洋子 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (00633421)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 国際研究者交流 / 助産学 / ICT / 妊娠期教育 / アフリカ |
研究成果の概要 |
先行研究とWHOガイドラインを統合し、イラストや動画によってわかりやすく「妊婦がより健康であること」を促進する「How to」を示した助産師教育アプリを作成した。実証研究として、アプリ導入に関する助産師の変化、妊婦の認識の変化について調査を遂行した。導入後1ヶ月間のアプリの使用率は継続して高く、アプリ使用者と研究チームがアプリ上でコミュニケーションを行うことで遠隔でのディスカッションが進むことを確認できた。2019度末、新型コロナ感染症の拡大があり、現地の研究協力者に残りのデータ収集を実施してもらった。遠隔による会議やコミュニケーションのツールの発達もあり、スムーズに遂行することができた。
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自由記述の分野 |
助産学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サハラ以南アフリカの妊産婦死亡率の高さに対し、助産ケアの改善のため、助産師が日常的にアクセス可能なアプリ教材に、最新のWHOガイドラインと研究成果を組み合わせて、助産師が知識をアップデートできるようにした。今後この取り組みが、提供されるケアの質を改善するかを評価するが、前段階としてまず助産師がアプリを使用できるか、現場のニーズに促しているかを評価した。社会的な意義として、最も医療アクセスの遅れているアフリカの妊産婦への医療提供の改善を目指しており、また学術的意義として、mHealth分野で、ソーシャルメディアのような双方向性のコミュニケーションを取り入れた新たな知見を創出している。
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