本研究は、アフリカ農村地域のハイリスク飲酒者を対象にした個人対象簡易減酒プログラムの質的評価の実施し、結果を踏まえて、集団を対象とした簡易減酒プログラムを開発することを目的に、集団の早期介入プログラムを実施した。 介入後に減酒を継続できた背景には、減酒継続には、家族や友人関係のサポートが必要で、仕事が見つかることや、飲酒以外の楽しみ、将来への希望につなげる継続支援が、減酒以降に適量飲酒行動を継続するためには必要であることがわかった。集団簡易減酒プログラムは、COVID-19の影響を受け、多くの対象者がプログラム及び評価を継続することができず、効果の有無は実証が困難であった。
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