| 研究課題/領域番号 |
17K17851
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| 研究種目 |
若手研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 研究分野 |
麻酔科学
救急医学
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
坂口 了太 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (50464871)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 重症心不全 / 補助人工心臓 / 一酸化窒素 / 右心不全 |
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| 研究成果の概要 |
重症心不全患者における左室補助人工心臓（Left Ventricular Assist Device: LVAD）装着術後の右心不全は予後不良の危険因子である。右心不全予防や治療目的で、一酸化窒素（Nitric Oxide: NO）の投与が行われるが、減量や中止に関して、基準がない。LVAD装着術後のNO中止後の投与再開の危険因子を解析し、中心静脈圧（Central Venous Pressure: CVP）、CVPと拡張期肺動脈圧（Diastolic Pulmonary Pressure; dPAP）の比（CVP/dPAP）がNO再開（右心不全再発）のリスク因子であることを明らかにした。
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| 自由記述の分野 |
集中治療、重症心不全、心臓血管外科麻酔
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
左室補助人工心臓（Left Ventricular Assist Device: LVAD）装着術後の右心不全はICU滞在期間を延長し、臓器機能の悪化をもたらし、患者の予後を悪化させる。右心不全の治療や予防目的で、一酸化窒素（Nitric Oxide: NO）が使用されているが、本研究により、今まで曖昧にされていたNOの中止基準が示された。患者の予後を改善させるのはもちろんのこと、NOの適切な使用により、医療コストの削減効果も期待できる。右心不全はLVAD装着術を含む心臓外科手術だけでなく、重症呼吸不全でも起こりうるため、本中止基準の適応を今後も検討していく必要がある。
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