研究課題
朝食摂取習慣の異なる若年健常男性を対象とし、朝食介入実験を実施した。その結果、朝食摂取習慣の違いで、生理指標に違いがある可能性が示唆された。現在結果をまとめ、投稿論文を作成している。若年健常男性を対象に、最大酸素摂取の60%強度の運動を1時間行った場合、その後の睡眠において主観的な睡眠の質には低下傾向が見られたが、エンペロープ解析で深睡眠を評価したところ、δ波が大幅に増加し、また睡眠初期の安定性が強くなっていることを明らかにした。つまり、比較的激しい運動は主観的な睡眠の質は改善しないものの、客観的にはより安定した深い睡眠を誘導することが明らかになった(Sci Rep, 2021)。延べ127名の非肥満の健常者の24時間のエネルギー代謝の測定データを用い、詳細に検討した結果、昼間のエネルギー代謝だけではとらえることのできない代謝的な柔軟性の違いや加齢の影響や男女差が睡眠中に顕在化することを明らかにした(Sci Rep, 2021)。大規模災害に従事する消防隊員240名のエネルギー消費量を3軸加速度計を用いて推定した結果、4000kcal近いことが明らかとなり、また職階級によってエネルギー消費量に大きな差があることが明らかとなった(Nutrients, 2021)。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
Sci Rep
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10.1038/s41598-021-83817-6
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