研究課題/領域番号 |
17K17989
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
小口 悠紀子 首都大学東京, 人文科学研究科, 助教 (70758268)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 日本語学習者の作文の問題 / ねじれ文 / 名詞述語文 / 第二言語習得 / 教材 |
研究実績の概要 |
平成30年度に行った主な研究概要は以下の通りである。 1)学習者の作文の収集、分析・ねじれ文の分類作業を行い,誤用になりやすい構文・語彙パターンを抽出した。これらの成果発表として、論文執筆・学会誌への論文投稿を行った。本実績に関しては、現在、修正再投稿の準備中である。 2)国際学会、及び、国内の学会において、日本語学習者の作文の問題点を調査した研究発表に参加し、研究の動向を確認した。作文研究を行う研究者との意見交換も行った。 3)同様の研究をしている海外(台湾)の研究者と連携し、共同で研究を行なうための、実験文の作成、検討などを共同で行なった。今後も引き続き、行っていく。 4)作文コーパスデータの分析を行い、誤用になりやすい文要素を特定するための実験的検証に備えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
1)30年度は、妊娠、出産に伴う体調不良、休業取得に伴い、海外での調査実施などを研究計画通りに進めることができず、当初の予定より遅れている。
2)学会誌に投稿した論文が不採択となったため、論文での成果発表が行えていない。現在、修正再投稿を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
育休復帰後の平成31年度中に、以下を行う予定である。 1)収集した作文,およびコーパスの分析・分類の成果を論文としてまとめ公表する。 2)上記の成果をもとに,実験の課題文作成と調査を実施する。平成30年度に、海外渡航が難しかったため、予定していた海外での実験調査が行えていないことから、現在コーパスデータ等代替データでの調査実施も検討している。 3)実験結果の分析を通して,ねじれ文が起こりやすい具体的な構文・語彙を提示する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成30年度は海外での実験調査を実施する予定であった。ところが、妊娠出産に伴う体調不良や休業により、実施に至らなかったため、謝金や調査用の物品費に次年度使用額が発生した。
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