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2018 年度 実施状況報告書

リモートセンシング・データを用いた国際協力事業の地理空間インパクト評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K18109
研究機関上智大学

研究代表者

倉田 正充  上智大学, 経済学部, 助教 (30757050)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード国際協力 / インパクト評価 / リモートセンシング / 地理情報システム(GIS)
研究実績の概要

2年次は、初年次に収集したデータを補完するための現地調査を行う予定であったが、健康上の理由により実施することができなかった。そのため、現時点で使用可能なデータに焦点を当てた分析を行った。
具体的には、まずインドの小規模灌漑事業が農業生産に与えた影響を衛星データから推計された正規化植生指数(NDVI)を用いて分析した。また未だ特定の国際協力事業のインパクト評価とはなっていないが、その準備段階として初年次に収集したバングラデシュにおける大気汚染データ(衛星データ)とDemographic Health Surveyの個票データを組み合わせることで、大気汚染及び室内空気汚染が児童の健康に与える影響に関する分析を行った。同国では室内空気汚染を軽減するための「改良かまど」を普及させる国際協力事業が実施されていることから、その介入エリアのデータ等をさらに収集することで同事業のインパクトを測定する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

健康上の理由により定期的な検診及び投薬が必要となり、医療施設の整わない途上国への現地調査が実施できない状況となったため。

今後の研究の推進方策

最終年となる3年次は、2019年4月時点において健康状態が改善したため、2年次に行う予定であった現地調査を行う予定である。その場合、完備されたデータに基づき分析・論文執筆を同年度内に実施する。仮に予定通りの現地調査が実施できない場合は、同調査で得られうるデータが無くとも可能な分析に焦点を絞り、分析・論文執筆を行う。

次年度使用額が生じた理由

現地調査が実施できなかったこと、またパソコンやソフトウェア等を更新する必要性が生じなかったことに起因する。3年次にはこれらの用途に研究費を使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Gendered Impacts of Household and Ambient Air Pollution on Child Health: Evidence from Household and Satellite-based Data in Bangladesh2018

    • 著者名/発表者名
      Masamitsu Kurata
    • 学会等名
      Sustainability and Development Conference
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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