我が国を含め高齢者人口は劇的に増加し続けている。寝たきり・要介護状態の高齢者が増加は医療・介護費が膨大化に繋がる。骨格筋は人体最大の組織であり、体を支持する重要な運動器である。寝たきりの主な要因は、加齢に伴う筋量・筋力の低下(サルコペニア)である。これらの背景からサルコペニアをいかに予防・軽減するするかが喫緊の課題である。骨格筋運動により生じる適度な酸化ストレスは骨格筋肥大に重要であることが報告されている。しかしながら、筋肥大における酸化ストレスの分子機序は殆ど分かっていない。本研究では酸化ストレスによるタンパク質修飾に着目し、酸化ストレスシグナルの基礎研究、及び食品研究への展開を試みた。
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