研究成果の概要 |
肝炎ウイルス由来の肝疾患関連患者の重複疾患の分布・頻度を病因別に明らかにするため、健康保険組合に属する3,462,296人が有する2014-2016年における診療報酬記録77,773,235件の解析を行った。 2014-2016年の3年期間有病率は10万人対でB型肝炎関連疾患では200.8、C型肝炎関連疾患では170.6であった。 医療機関を受診している0-64歳のB型・C型肝炎関連疾患患者が重複疾患を有する割合はそれぞれ83.1%、その重複疾患として多いのは胃炎・十二指腸炎・脂質異常・鼻炎・高血圧等であり、内科(慢性疾患)・耳鼻科・内科(急性疾患)に該当する疾患が多いことを明らかにした。
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