研究課題/領域番号 |
17K19893
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
桑野 博行 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90186560)
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研究分担者 |
茂木 晃 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (10323362)
藤井 孝明 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40507331)
横堀 武彦 群馬大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座等教員 (60420098)
宮崎 達也 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (70372349)
原 圭吾 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (60826270)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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キーワード | PLS3 / T-plastin / 腫瘍マーカー / 血清マーカー / 固形がん |
研究成果の概要 |
本研究ではすべての固形がんを検出可能な Universal Tumor Marker を開発することを目標に T-プラスチン(PLS3)に注目しました。PLS3はすべての固形がんで発現する、血液中で通常発現しないことが報告されておりUniversal Tumor Markerの候補として有望であった。本研究により 血清PLS3 発現を実臨床で頻用されているELISA法で測定することが可能であり、その発現が癌患者において健常者よりも高いことを初めて明らかにしたことである。本研究の成果は、現行のシステムよりも効率的ながん検診スクリーニング法として実臨床への展開が期待される。
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自由記述の分野 |
分子腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義として、これまでPCRで検出されていた血液中PLS3発現が実臨床で頻用されているELISA法で検出可能であることを明らかにした点が挙げられる。さらにPLS3発現は健常者と比較して癌患者で有意に発現亢進しており、この知見は本研究の仮説と一致していた。社会実装の視点ではPLS3は既存の腫瘍マーカーを凌駕する新規Universal Tumor Markerの候補として期待される。
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