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2019 年度 研究成果報告書

血液一滴による脳の機能状態モニタリング

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19926
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 健康科学およびその関連分野
研究機関北里大学

研究代表者

小寺 義男  北里大学, 理学部, 教授 (60265733)

研究分担者 板倉 誠  北里大学, 医学部, 准教授 (30398581)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワードプロテオミクス / ペプチドミクス / 脳 / 髄液 / 血液
研究成果の概要

マウス全脳抽出物と髄液のプロテオーム解析を行い、約1500種類のタンパク質が両試料に共通して含まれていることを確認した。このうち266種類のタンパク質がヒト血漿ペプチドーム解析で検出されたペプチドの前駆体タンパク質と一致した。また、ピロカルピン投与によって不安感の亢進したマウスと健常マウスの髄液中のタンパク質をLC-MSを用いた高感度定量解析法(DIA法)で詳細に比較分析した結果、てんかんとの関与が報告されている複数のタンパク質が2倍近く変動していた。さらに、セクレトグラニン1,2、クロモグラニンAなど脳特異的に発現しており、かつ、血漿ペプチドーム解析で検出されたタンパク質も含まれていた。

自由記述の分野

プロテオミクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

血液は森の中を流れる小川のごとく体内で起こっている各種イベントの情報を含んでいる。さらに、体の内外からの変動に対応するための組織間ネットワークの媒体として働いている。本研究プロジェクトではこの血液分析の可能性を広げることを目的に、脳組織ならびに髄液中のタンパク質と血液タンパク質・ペプチドの両方の分析を行った。その結果、脳組織ならびに髄液に存在し、かつ、不安感亢進マウス特異的に変動するタンパク質を含む250種類を越えるタンパク質が血中で検出された。

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公開日: 2021-02-19  

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