本研究では、食餌性肥満動物モデルを用いて、運動トレーニングと抗炎症・抗酸化物質の投与の組み合わせが身体的特徴やミトコンドリア生合成に及ぼす影響について検討した。その結果として、肥満動物モデルに対しては運動トレーニングとメラトニン投与の組み合わせによって、対照群や運動トレーニングとメラトニン投与のどちらかのみの実験群と比較して最も体重が減少した。しかしながら、筋組織や脂肪組織重量、ミトコンドリア量などはその変化に附随する結果とはならなかったため、運動トレーニングとメラトニン投与の組み合わせの効果については今後より詳細なメカニズムの検討が必要であると言える。
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