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2020 年度 研究成果報告書

炎症性サイトカインの抑制はトレーニングによるミトコンドリア生合成促進を助長するか

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19936
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 健康科学およびその関連分野
研究機関同志社大学

研究代表者

高倉 久志  同志社大学, スポーツ健康科学部, 助教 (20631914)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2021-03-31
キーワード高脂肪食 / 炎症性サイトカイン / メラトニン / 持久的トレーニング / 筋組織 / 体重
研究成果の概要

本研究では、食餌性肥満動物モデルを用いて、運動トレーニングと抗炎症・抗酸化物質の投与の組み合わせが身体的特徴やミトコンドリア生合成に及ぼす影響について検討した。その結果として、肥満動物モデルに対しては運動トレーニングとメラトニン投与の組み合わせによって、対照群や運動トレーニングとメラトニン投与のどちらかのみの実験群と比較して最も体重が減少した。しかしながら、筋組織や脂肪組織重量、ミトコンドリア量などはその変化に附随する結果とはならなかったため、運動トレーニングとメラトニン投与の組み合わせの効果については今後より詳細なメカニズムの検討が必要であると言える。

自由記述の分野

スポーツ生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肥満や糖尿病などによる体内環境の変化がトレーニング効果獲得の阻害因子を増加させるのであれば、それを抑制しながら運動トレーニングが実施できれば、トレーニング効果が改善、助長される可能性が考えられ、運動療法の価値が高まることも考えられる。また、これまでに運動トレーニングによるミトコンドリア生合成の促進を阻害する因子の抑制によってミトコンドリア生合成の反応を改善、亢進できれば、新たな観点からの運動処方、トレーニング方法の開発にも寄与できるかもしれない。

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公開日: 2022-01-27  

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