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2023 年度 研究成果報告書

海洋観測データの統合化と大気化学モデルによる海洋起源有機ガスの全球収支と影響解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0016
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関国立研究開発法人国立環境研究所

研究代表者

谷本 浩志  国立研究開発法人国立環境研究所, 地球システム領域, 副領域長 (30342736)

研究期間 (年度) 2018 – 2023
キーワード大気化学 / 海洋有機物 / 硫化ジメチル / 地球観測 / モデリング
研究成果の概要

我々がこれまで主に太平洋における観測で蓄積してきた大気中および海洋表層における低分子の揮発性有機化合物(VOC)を対象にして観測データベースを作成した。これにより、太平洋における南北両半球間のVOCの海水濃度、大気濃度、大気海洋間フラックスを算出した。また、他国の研究者によって得られたデータとも合わせて、特にアセトンとDMSについて、全球収支に及ぼす海洋の役割の理解を深める国際共同研究として推進し、国際コミュニティの研究活動にも貢献した。

自由記述の分野

大気化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

揮発性有機化合物(VOC)は大気中における光化学反応の燃料となる重要な成分であり、海洋は放出源または吸収源として、VOCの全球的収支に大きな役割を果たすと考えられているが、海水中のVOCは観測例がこれまで非常に少なく、それゆえ気候変動や大気質における海洋の重要性や役割の理解大きな不確実性を伴っていた。本研究で、実観測データに基づく新たな知見が得られ、モデルの改良につながる結果が得られたことは、今後の地球システムモデル開発に貢献する成果であり、将来予測の高精度化につながる意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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