研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究の最も大きな成果としては、12か月間のイギリスにおける滞在研究を通じて海外のアカデミアの在り方(大学院における教育方法、ジャーナルへの論文投稿過程、方法論スキールのトレーニング、研究サポートシステムなど)について身をもって学べたことが挙げられる。何よりも、滞在大学における様々な集まりへの参加、活発な学会参加などを通じて海外における豊かな研究ネットワークができたことも大きな成果である。本科研を通じて、今後における国際共同研究の基盤ができたと思う。
国際経営
研究テーマは当初の計画したテーマから若干輝度修正され、本科研を通じてイギリスとスペインの研究者と一緒に行った国際共同研究の成果として、国際人的資源管理分野の論文をトップジャーナルに掲載することができた。その研究成果は、本社から海外子会社へ派遣される駐在員の有効性が支配的だった既存研究に、逆駐在員がどのように知識移転を行い、海外子会社の能力構築と進化をけん引するのか、そして逆駐在員はなぜ知識移転の役割を担うのに優れているのかといった説明を提供した。