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2022 年度 研究成果報告書

ヘリウム照射ナノ構造タングステンの熱パルス及び可視光応答性の評価

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0132
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 核融合学
研究機関東京大学 (2021-2022)
名古屋大学 (2017-2020)

研究代表者

梶田 信  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (00455297)

研究期間 (年度) 2018 – 2022
キーワードプラズマ / ヘリウム / ファズ / 光電気化学 / ニューラルネットワーク
研究成果の概要

直線型装置MAGNUM-PSIを利用してタングステンへのヘリウム照射を行い,同時にタングステンを堆積させる実験を実施した。銅やモリブデンの堆積が多い場合にはファズの成長が抑制される一方で,サンプルの近くにタングステンのスパッタリング源を置いた場合には7μmという厚いファズ層が形成され,タングステンの堆積により,ファズの成長速度が著しく促進されたことが示唆された。加えて,Magnum-PSIにおけるレーザートムソン散乱からのneやTeとOESデータとの関係をニューラルネットワークを用いてモデル化し,温度・密度計測の誤差を評価したところ10%程度の誤差で計測できることが明らかになった。

自由記述の分野

プラズマ,核融合

研究成果の学術的意義や社会的意義

今後,この方法は,レーザートムソン散乱が利用できない場合においてもneとTeの測定領域を拡張することが可能である。例えば,より高速な検出器を用いれば,レーザーパルス周波数(現時点では10 Hz)で決まるトムソン散乱よりも高い時間分解能が得られ,ハイパースペクトル画像と組み合わせることで二次元計測も可能になる。さらに,機械学習を用いた研究を進めることで,衝突輻射モデルで得られた分布からのずれを引き起こす過程を発見できる可能性がある。本手法は大型装置においても分光計測のデータを用いて高い精度で電子温度や密度を計測できる可能性があり,トムソン散乱などに比べて極めて安価な手法となる。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

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