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2019 年度 研究成果報告書

抑制性介在細胞の非シナプス結合におけるNR3A受容体選択的集積メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0160
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関北海道大学

研究代表者

山崎 美和子  北海道大学, 医学研究院, 准教授 (10431305)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
キーワードNMDA受容体 / 抑制性ニューロン
研究成果の概要

基課題において、NR3A受容体は他の受容体とは全く異なり、特定の入力経路・細胞の非シナプス性結合に選択的に集積するにユニークな性質があることを見出した。本研究ではこの選択的集積の分子メカニズムを明らかにするため、生化学的手法により分子の同定を試みた。BN-PAGE法や免疫沈降法、質量分析を行った結果。NR3AチャネルのアセンブリにはNR1が必須であるのに対し、共局在するKv4.3は必要ないことがわかった。またNR1コンディショナル欠損マウスにおいてはNR3A受容体の特徴的な集積が認められないことや、アデノ随伴ウイルスを用いたNR1導入でNR3Aの選択的集積が回復することもわかった。

自由記述の分野

神経組織学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳機能を担う神経回路の発達においてNMDA型グルタミン酸受容体NR3Aは重要な役割を持つが、発現部位やその機能に不明な点が多く解明が期待されている。本研究では、組織学的解析により見出した「NR3A受容体と共局在する分子」の生化学的スクリーニングを行い、NR3A受容体の特徴である「特定の神経回路におけるユニークな集積パターン」に必要な分子とそうでない分子を明らかにした。こうした知見は今後の脳回路研究の発展に貢献することが期待される。

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公開日: 2021-02-19   更新日: 2023-01-30  

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