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2019 年度 研究成果報告書

治験患者の医療情報とTCRレパートリーの解析連携による癌の病態と治療反応性予測

研究課題

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研究課題/領域番号 17KT0053
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 複雑系疾病論
研究機関大阪大学

研究代表者

金田 安史  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (10177537)

研究分担者 武田 理宏  大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (70506493)
研究期間 (年度) 2017-07-18 – 2020-03-31
キーワード癌 / TCR / HVJ-E
研究成果の概要

TCRβ解析のためのライブラリー作製法を改良し、腫瘍から回収できる極少数のT細胞を用いてライブラリーを作製する手法を開発した。この手法により、腫瘍内浸潤T細胞をフローサイトメーターで回収し、TCRβ解析ライブラリーを作製した。このライブラリーを次世代シークエンスにより解読し、データの解析を進めている。同時に、腫瘍内浸潤T細胞からRNAseqのライブラリーを作製した。回収できる細胞の数が数千個であり、シングルセルRNAseqで行うには多い。そこで、シングルセルRNAseqのキットを用いて、数千個の細胞からライブラリーを作製する方法を確立した。

自由記述の分野

遺伝子治療学

研究成果の学術的意義や社会的意義

HVJ-Eの腫瘍内投与が全身性のT細胞にどのような影響を与えるか、RNAseqと我々が開発した簡便なTCRseq法を組み合わせて解析するデータを基に、ヒトにHVJ-Eを投与した時の免疫細胞の応答を予測できるようになる。そのため、脾臓だけでなく、腫瘍や所属リンパ節も採取し、T細胞の遺伝子発現とTCRレパトアを解析することで全身のT細胞動態にHVJ-E腫瘍内投与が与える影響を明らかにする。今後、HVJ-Eの第II相試験で得られる末梢血中のCD8+細胞、CD4+細胞の解析を行い、マウスで得られたデータと比較することで、HVJ-Eによる抗腫瘍効果の機序が明らかなり、さらに癌治療効果が期待できる。

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公開日: 2021-02-19  

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