多くの資源を輸入に頼っている日本において、豊富なバイオマスおよびバイオ技術による高機能品生産技術の開発は喫緊の課題である。本課題では、非可食性植物および農産物の生産過程で未利用な資源(農産副生物)をバイオスティミュラント(バイオ農薬、バイオ肥料)として有効活用する。これにより自然の力を生かした環境低負荷型の病害防除法および栽培法を提案して、高収量で、安心安全な農産物を生産することを目的とする。本成果は、非可食性植物の新たな農資源としての開発や、農産物の生産とその工程で生じる農産副生物の農資源化を統合した資源循環型農業の構築に貢献する。
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