研究課題
歴史・文化遺産ディジタルアーカイブーの異分野総合化の方法論を確立するために、文化遺産情報の収集やディジタルアーカイブの具体例を用いてその実証研究を行った。平成18年度の具体的な成果は以下の通りである。国際共同研究「ディジタル・シルクロード」プロジェクトを推進している。具体的には、地震で破壊されたイランのバム遺跡の3DCG復元をイランのICHTO(イラン文化遺産観光機構)、テヘラン大学、日本の早稲田大学およびフランスのバルセドール・パリ建築大学と共同して取り組み、復元に重要な11サイトの3DVRモデルを構築した。これらの成果はNHKの総合Wの文化遺産特集やニュースで紹介された。引き続き、東洋文庫所蔵のシルクロード関連貴重書のマルチメディア・ディジタルアーカイブを進め、コンテンツの拡大・集積を図っている。さらに、文化遺産オンラインシステムにおける仮想博物館としてのDSR Imaginary MuseumのWEBサイトの機能を充実し、<ミュージアム><ライブラリー><シネマ><パノラマ>に<クロノロジカル・マップ>を追加するための地理情報の補強を行っている。シルクロードにまたがるコンテンツのグローバル共同開発・利用のためのポータルASPICOを用いてアゼルバイジャンのゴブスタン岩絵のデータベース化および中国トルファンのベゼクリク千仏洞の16歓図の解析を進めた。ASPICOポータルの整備を進め、キャラバンサライや遺跡データ管理に適するよう機能アップしたASPICO2を開発した。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (6件)
西武百貨店本店、日本ユネスコ協会連盟、NHK, 毎日新聞社、2007年1月12日-1月23日
Frontier symposium : "World Heritage Archive", July, 2006
6th International Conference on Knowledge, Culture and Change in Organizations, Prato, Italy, 11-14 July, 2006
情報処理学会全国大会、2006年9月
情報処理学会・じんもんこんシンポジウム 記念講演、平成18年12月、京都
NHK総合TV放映(5月4日)