研究課題/領域番号 |
18200017
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
小野 欽司 国立情報学研究所, 名誉教授 (70260015)
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研究分担者 |
北本 朝展 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (00300707)
山本 毅雄 国立情報学研究所, 名誉教授 (80011584)
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キーワード | デイジタルアーカイブ / 人文社会情報学 / シルクロード / 文化遺産 / 3 DCG-VR |
研究概要 |
歴史・文化遺産ディジタルアーカイブにおける異分野総合化の実証研究を歴史学や考古学の専門家の協力を得て行い、異なったドメインで要求条件に依然として大きな差異があることがわかった。 本研究では情報学と人文科学の専門家が協力して実証評価を行ったことに意義があった。 また、異分野総合化が極めて重要であることも国際会議の基調・招待講演で認識された。 以下、平成20年度の成果を示す。 1. 歴史・文化遺産のディジタルアーカイブにおける新たなコンセプトの実証のために開発したASPICO (Advanced Scientific Portal for Distributed Corporation of Digital Silk Roads)を歴史学・考古学・博物館学など様々なドメインの人の試行により、その有効性を評価している。 2. 地震で破壊されたイランバム遺跡の3次元CGによる仮想復元を日、イラン、フランスの異なる研究者が独立して3DCG開発のできる共通・共有モデルと3D CG生成手順を確立した。 3. DSR Imaginary Museumの拡張をしてパブリックドメインのほかに専門グループの活動を支援する参加型クロノロジカルMAPの構築を進めた。 4. 歴史・文化遺産のディジタルアーカイブにおける時間・空間情報のデータ蓄積を進め、利用者のニーズにあったコンテンツの表示・管理手段を検討した。
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