研究課題
18年度には以下3つの作業を実施した。1)研究組織の立ち上げ。本研究の特色である学際性をいかしつつ緊密な共同研究を実施すべく、全体を「ナショナリズムと歴史の記憶」(A班)、「生活基層世界と口承の歴史」(B班)、「集合的記憶の生成に関する比較史的、理論的考察」(C班)、「表象(イメージ)と文字(出版)による記憶の継承」(D班)の4つの研究班に分けて組織し、A班を統括総括班として、各班単位での活動を開始した。その上で、研究メンバー、ならびに関連テーマでの外部研究者を招いての研究会を、18年6月以降、ほぼ毎月開催した。これらの研究会のうち主要なものについては、報告概要を含めて、新たに開設したホームページに掲載されている。ウエブサイトは次の通り。http://www.history.l.chiba-u.jp/^northeastasia/2)北東アジアの国々、ならびに関連資料を有する諸外国機関、日本国内の機関や集落、遺跡などへの実地調査を開始し、18年度には、台湾、アメリカ、島根、鹿児島といった地域でそれらを実施した。このうち台湾とアメリカでは文書館での史料調査を実施し、日本国内では、今回は民俗的なフィールド・ワークに取り組んだ。3)本研究グループのメンバーは、本テーマに直接にかかわる分野ですでに研究を積み重ねてきており、それらのうち成果として一定の水準に達しているものの公開を開始した。
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人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 141
ページ: 12-26
アジア民衆史研究 11
ページ: 22-33
未来 479
ページ: 15-20