研究課題/領域番号 |
18300298
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
二宮 利江 電気通信大学, 電気通信大学・大学院・情報システム学研究科, 助教 (70323194)
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研究分担者 |
坂元 昂 東京工業大学, 名誉教授 (00016338)
西之園 晴夫 佛教大学, 教育学部, 教授 (90027673)
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
本田 敏明 茨城大学, 教育学部, 教授 (00127705)
平田 謙次 東洋大学, 社会学部, 准教授 (80387084)
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キーワード | e-Pedagogy / 教育工学 / ネットワーク社会 / メディア / コスト意識 / 教育支援技術 / 評価 / 認定 |
研究概要 |
既存の主な教育工学、教育システム情報学、教育メディア研究関連の成果を、学習者、学習資源、学習活動、学習支援機構(学習支援活動と学習支援主体)、評価・認証・認定活動の諸要素に分類整理し、ネットワーク社会における新しい人材像、ネットワーク時代の新しい学習指導者像、新しい機器、システム、ツール、コンテンツなどの学習メディア、ネットワーク時代における教材資源としての自然、社会、人工物のような現実環境像、学習支援活動としてのe-指導力研修、ICTコーディネータ、Webページ、データベース、レポジトリー、ポートフォリオなどの教育サービス、これらを保証する国内国際標準、学習支援主体としての個、学、官、産やそれらの連携、以上のすべての教育構成要素についての評価あるいは認定・認証活動について体系化するために、下記の活動を遂行した。 1.e-Pegagogyを構築する基本的な観点を確立するための具体的な研究項目を以下の8つとし、各研究分担者で8項目を分担し、実態調査と解析解釈を行い、研究発表や意見交換(全体での会議は3回実施)を行った。 (1)ネットワーク社会における人材像の変容の把握(2)現代社会の喫緊の課題を解決するに適う人間像の確立(3)最近の教育工学研究の特徴の変容に基づく新しい教育研究の確立(4)学習の場の広がりに対応したe-Pedagogyの構想(5)活用されるメディアの進化への対応(6)コスト意識の導入(7)教育を支援する技術開発の進展状況の整理(8)これらすべての教育関連事項や活動に関する評価・認証・認定のあり方の検討 2.海外や国内の学会で成果の中間報告を行い、多くの関係者から多角的な意見・提言を受け検討を深めた。 3.ICTに関する人材の資質能力の基準表を完成した。学習者のe-学習関連能力、学習指導者のe-関連学習指導能力に関する基準表案を作成公表した。
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