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2006 年度 実績報告書

会計社会の変容と市場の論理に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18330097
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

黒川 行治  慶應義塾大学, 商学部, 教授 (10129421)

研究分担者 大塚 成男  千葉大学, 法経学部, 教授 (20213770)
薄井 彰  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90193870)
多賀谷 充  青山学院大学, 専門職大学院・会計プロフェッショナル研究科, 教授 (90406819)
中條 裕介  横浜市立大学, 大学院・国際総合科学研究科, 教授 (40244503)
大柳 康司  専修大学, 経営学部, 助教授 (30365845)
キーワード資本市場の質 / 企業評価モデル / 会計専門職の労働者化 / 監査法人の経営 / 地方公共団体の財務報告 / 新興企業の資本市場 / 証券取引所 / 監査制度の国際標準化
研究概要

わが国では会計の国際化を旗印とした企業会計制度の大幅な改革が行われた結果、会計社会の内容に大きな変化が生じている。また、企業や団体の財務内容に関する情報伝達手法としての会計が採用される領域が拡大していることで、会計社会そのものも拡大しつつある。しかしながら、会計社会の実像が明確になっているわけではない。本研究は、会計・監査社会の変容および市場との相互作用の実態を、以下の5つの具体的テーマ、すなわち、「1.市場の論理と資本市場の質」、「2.企業の評価モデルと市場の反応」、「3.企業会計的手法のパブリック・セクターへの普及とその影響」、「4.会計・監査社会の変容の実態」、「5.会計プロフェッションの変容と監査法人の経営」に則して,社会学,経済学等の理論から導出される仮説によって説明し,実証するものである。
第1年度は、実態調査の設計と、インタビュー調査およびアンケート調査の実施が主たる研究活動であった。
[1]インタビュー調査の概要
(1)「1.市場の論理と資本市場の質」および「2.企業の評価モデルと市場の反応」に関して、日本インベスター・リレーションズ協議会、上場企業のIR室、東京証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所等に、現地ヒヤリング調査を行った。
(2)「5.会計プロフェッションの変容と監査法人の経営」に関して、地方会計事務所を中心に6件のインタビュー調査を行った。
[2]アンケート調査
(1)「1.市場の論理と資本市場の質」および「2.企業の評価モデルと市場の反応」に関して、「新興市場上場企業の財務報告の研究のためのアンケート調査」を行った。
(2)「3.企業会計的手法のパブリック・セクターへの普及とその影響」に関して、「地方公共団体における財務会計制度に関するアンケート調査」を行った。
(3)「5.会計プロフェッションの変容と監査法人の経営」に関して、「監査法人の組織文化に関する研究のための質問票調査」を行った。
上記アンケートの回収および集計作業を続行中であり、また、関連するデータベースも整いつつあるので、第2年度にその分析結果を報告する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 会計・監査社会の将来 -会計・監査は10年後どうなっているのか-2007

    • 著者名/発表者名
      黒川行治
    • 雑誌名

      会計 第171巻第4号

      ページ: 1-15

  • [雑誌論文] 地方公共団体における財務会計制度改革-複式簿記導入における内部管理機能の拡充-2006

    • 著者名/発表者名
      大塚成男
    • 雑誌名

      地方自治 第706号

      ページ: 2-15

  • [雑誌論文] コーポレート・レビュテーションの重要性とその効果2006

    • 著者名/発表者名
      大柳康司
    • 雑誌名

      企業会計 第58巻第8号

      ページ: 44-52

  • [図書] 無形資産の会計(伊藤邦雄編著)2006

    • 著者名/発表者名
      大塚成男(分担)
    • 総ページ数
      589
    • 出版者
      中央経済社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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