研究課題/領域番号 |
18330154
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山岸 侯彦 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (70286136)
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研究分担者 |
牟田 博光 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70090925)
中川 正宣 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (40155685)
前川 眞一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70190288)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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キーワード | 割合錯誤 / 比率バイアス / 確率判断 / 意思決定 / 選好 |
研究概要 |
割合錯誤とは、意思決定やリスク判断の場面にて、%が分数として異なる数字の組み合わせで表現された時、表現の違いが判断や意思決定に影響する現象を指す。研究代表者山岸のリスク知覚研究では、癌について「1万人中1286人が死ぬ」と教示された被験者は「100人中24.14人」と教示された被験者よりも癌危険度をより高く評定した。本研究は、こうした割合錯誤現象の説明原理を樹立し、リスク・コミュニケーション場面への応用方法論を提供する事を目的とした。説明原理として提唱した「二重Weber-Fechner理論」は雑誌論文5が提唱し、その理論に基づくコミュニケーション論は、雑誌論文1・3・4に発表した。雑誌論文5が注目したのは情報処理過程であり、コミュニケーションの言語的側面の基礎研究は、雑誌論文6・7・8にある。最後に、雑誌論文2においてがん患者対象のコミュニケーション技法を提案し、応用的成果とした。
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