• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

混合モティーフ層の理論の発展

研究課題

研究課題/領域番号 18340001
研究機関東北大学

研究代表者

花村 昌樹  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60189587)

研究分担者 石田 正典  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30124548)
キーワード代数菌サイクル / 代数多様体 / コホモロジー / Chow群
研究概要

トリック多様体をモデルとするサイクル複体の研究
代数多様体に対しそのサイクル複体の概念がある. これは代数的アフィン単体をモデルとして構成される. そのホモロジー群が高次Chow群あるいはモティヴィックコホモロジーとよばれる. この定義はBlochによる. トーリック・サイクル複体の概念は定義をより洗練し, これらの基礎理論を整備することが目的である. これまでに得られた結果は以下のとおりである.
1. 代数的アフィン単体の代わりにスムーズな射影的トーリック多様体をモデルとするサイクル複体を定義した. (トーリック・サイクル複体とよぶ.)
2. つぎのlocalization theoremを証明した. Zを代数多様体Xの閉集合、U=X-Zとするとき、Xのサイクル複体をZのサイクル複体で割った商複体は、Uの商複体にホモロジー同型である
混合Tateモティーフの二つの圏の比較体上の混合モティーフの三角圏のなかで次数0のもののなす部分圏と, Bloch-Krizの考えた混合モティーフのアーベル圏の関係を明らかにした. さらにそれぞれの圏から定義されるコホモロジー実現写像を比較した.
混合モティーフ層の理論の基礎を発展させた. とくにquasi-DG圏の詳細およびpartial intersection productの構成の詳細を明確にした.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 混合モティーフの理論と応用2009

    • 著者名/発表者名
      花村昌樹
    • 雑誌名

      数学 (掲載決定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] モティーフ理論2009

    • 著者名/発表者名
      花村昌樹
    • 雑誌名

      数理科学(別冊)

      ページ: 123-129

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi